ファスティングで痩せる?草津のジムが筋肉を守るダイエットを解説

2026年10月28日
ご飯と汁物、副菜が並ぶ食卓のイメージ|草津・南草津 ファスティングとダイエット

草津・南草津|ファスティングとボディメイク

落としたいのは体脂肪。
筋肉と、続けられる食習慣を大切に。

食べる時間を決める前に、減量の中身を考えてみましょう。

こんにちは。Muscle Quality 草津店の大島逸生です。

「ファスティングなら、食事を細かく考えずに痩せられそう」。忙しい仕事や家事の合間にダイエットを始めようとすると、食べない時間を決める方法は、分かりやすく感じるかもしれません。

ファスティングは、食事を取らない時間や、食事量を大きく減らす日を設ける方法です。ただ、草津・南草津でボディメイクを考える方に、最初に確かめていただきたいことがあります。減った体重だけでなく、筋肉を保ちながら体脂肪を落とし、その後も続けられるか。ここまでを、ひと続きのダイエットとして考えることです。

草津店でも、「ファスティングはダイエットにいいですか」というご相談をよくいただきます。私は、急に食事量を大きく落とす方法は、継続の難しさやリスクを考え、勧めていません。今回は、研究の結果と、私が普段の食事指導で大切にしていることを交えながら、普段の食事を段階的に整え、筋トレと組み合わせる進め方をお伝えします。

先に、この記事の結論

  • ファスティングの効果は方法や支援の条件で変わります。誰にとっても通常の食事改善より優れているとはいえません。
  • 当店では摂取カロリーを確認し、食事回数とたんぱく質、続いて脂質を段階的に調整します。筋トレも組み合わせて考えます。
  • 忙しい日や外食がある日にも使える食べ方を身につけることが、減量後の生活につながります。

ファスティングを選ぶ前に、減量のゴールを決める

体重を落としたい理由は、「お腹まわりをすっきりさせたい」「服をきれいに着たい」「体力もつけたい」など、人によって違います。それなのに、体重計の数字だけで方法を選んでしまうと、本来の目的を見失いがちです。

体重計の数字だけでは、体脂肪や筋肉がどのように変わったかを区別できません。ボディメイクでは、次の3つを一緒に確認していきます。

01体の変化

同じ条件で測った体重の傾向と、ウエストや服のゆとり。

02運動の状態

扱う重さ、回数、フォーム。普段の動きやすさも記録。

03生活との相性

仕事・外食・家族との食事があっても、無理なく続けられるか。

減量を振り返るときの確認項目です。体重や服のゆとり、運動の記録だけで筋肉量を正確に測定できるわけではありません。

例えば、体重が減っていても、食事が偏り、運動をする余裕がなくなっていれば、進め方を見直すきっかけになります。目標は、日常生活やトレーニングも大切にできる減量です。

研究の結果は、断食の方法とサポートまで読む

「ファスティングが効く」という言葉だけでは、どの方法を、誰が、どれくらいの期間行った結果なのかが分かりません。食事を取る時間帯を限定する方法と、週の一部の日に食事量を減らす方法は異なります。数日間を専用ドリンクで過ごすプログラムも、そのまま同じ条件にはなりません。

研究結果を読むポイント
Cochraneレビュー
2026年[1]
過体重・肥満の成人を含む22研究・1,995人を整理。通常の食事指導と比べた減量効果は、ほとんど、またはまったく差がない可能性。根拠の確かさは低く、追跡は最長12か月です。
4:3法の比較試験
2025年[2]
成人165人を12か月比較。両群に継続的な行動支援と運動の推奨があり、週3日食事量を減らす群のほうが、毎日減らす群より平均で大きく体重が減りました。

レビューと個別試験では、対象・方法・調べた時期が異なります。2026年のレビューの文献検索は2024年11月までで、上記の2025年の試験は含まれていません。[1][2]

断食が有利だった試験にも、支援と運動の条件がある

12か月後の「減量幅の差」

4対3法と毎日の食事制限の、12か月後の減量幅の差 4対3法のほうが平均2.89キログラム多く減量。95パーセント信頼区間0.14から5.65キログラム。165人を無作為に割り付けた試験の群間差で、個人の減量予測ではありません。 2.89 kg 4:3法で多く減量 95%信頼区間:0.14〜5.65 kg 0246 kg 0=減量幅に差がない 右に行くほど、4:3法で多く減量
点は群間差、横線は95%信頼区間。4:3法のほうが平均2.89kg多く減量(95%信頼区間0.14〜5.65kg)。個々の参加者の減量幅を示す図ではありません。Catenacciら(2025)の報告値から作図。[2]
  • 対象は18〜60歳、BMI 27〜46の成人165人。12か月の完了者は125人。
  • 4:3法は週3日の摂取エネルギーを大きく減らす設定。両群の週間の制限目標は同程度。
  • 両群に行動支援があり、中強度の身体活動を週300分に増やすことも推奨。

この結果は、自己流で食事を抜くだけの場合や、特定のドリンクの効果を示したものではありません。食事の時間だけを取り出さず、継続を支える条件も含めて読む必要があります。ここで紹介した研究の設定を、そのままご自身の食事量の目標にする必要もありません。

筋肉を保ちたいなら、食事改善に筋トレを組み合わせる

ファスティングをするかどうかと並んで考えたいのが、減量中に筋肉を使う機会を確保できているかです。食事を減らして体重が落ちても、体脂肪以外の重さが減ることがあります。すべての断食で同じように筋肉が減る、という意味ではありません。

2025年の25件のランダム化比較試験をまとめた研究では、過体重・肥満の成人の食事による減量に筋トレを加えた場合、食事制限だけの場合と比べて、次の傾向が示されました。[3]

比べた項目食事制限だけと比べると
体重の減少幅明確な差は確認されませんでした。
除脂肪量減少が抑えられました。根拠の確かさは中程度。
体脂肪減少が大きくなりました。根拠の確かさは高いと評価されました。

対象は18〜65歳、BMI 25以上の成人。方法・期間の異なる試験をまとめた結果で、全員に同じ変化を保証するものではありません。断食だけを検証した研究でもありません。Binmahfozら(2025)。[3]

「除脂肪量」と「筋肉量」は同じではありません。
除脂肪量には、水分・臓器・骨なども含まれます。研究で除脂肪量が保たれたという結果を、そのまま筋肉だけの増減に読み替えないことも大切です。

体重の減り方が似ていても、体の中身には違いが生まれる可能性があります。見た目を引き締めたい方こそ、食事を減らす工夫に、筋トレを組み合わせる視点を持ちましょう。

厚生労働省のガイドでは、成人に筋トレを週2〜3日行うことを推奨しています。まずは体力や経験に応じて取り組み、負荷やフォームは段階的に調整します。[4]体脂肪を落とす運動の組み合わせは、有酸素運動と筋トレを比較した記事でも解説しています。

私の食事指導は、摂取カロリーの確認から

体脂肪を落としたい方に、私が最初に確認するのは、普段の摂取カロリーです。食べる時間だけを変える前に、飲み物・間食・外食も含めた食事全体を振り返ります。そのうえで、一度にすべてを変えず、次の順で調整します。

01
摂取カロリーを見直す

いつ、何を、どれくらい取っているかを記録。今の摂取量を把握し、体の状態や活動量に合わせて調整します。

02
食事回数とたんぱく質を調整

仕事や家事の予定に合う食事の取り方を考え、たんぱく質を必要な量、取れるように整えます。

03
脂質の量を調整する

揚げ物、調理油、ドレッシングなども確認。脂質をなくすのではなく、全体の量と栄養のバランスを整えます。

具体的な摂取量や食事の取り方は、一人ひとりの体の状態と生活に合わせて調整しています。

食事回数の調整は、「回数を増やせば必ず痩せる」という話ではありません。生活の中で食事を取りやすくし、1日全体の量と必要な栄養を確保するために考えます。主食・主菜・副菜に、牛乳・乳製品や果物も含め、食事全体を見ていきます。[5]

朝食・コンビニ・居酒屋でも、選べる方法を探す

忙しさや外食の頻度は、人によって違います。私が大切にしているのは、その方の生活スタイルの中で、実行できる食べ方を一緒に探すことです。買うもの、頼むもの、量の決め方など、例えば次のような選択肢があります。

こんな日先に決めておくこと
朝は調理の時間がない冷蔵庫に置ける卵・納豆・ヨーグルトなどから、自分に合うものを用意。主食などと組み合わせ、短時間でも食事を取れる準備をする。
昼はコンビニで買う栄養成分表示で、エネルギー・たんぱく質・脂質を確認。おにぎりなどの主食に、卵・魚・肉・豆類の料理や野菜の料理を、量を見ながら組み合わせる。
外食・居酒屋が多い普段行く店やメニューを共有。揚げ物に偏るなら刺身・冷ややっこ・焼き物なども候補にし、追加注文や飲み物、たれの量も含めて調整する。

生活に合わせた食品選びの例です。必要な量や組み合わせは、個別に調整します。

このように「食べる場面でどう選ぶか」を練習すると、特別な期間が終わった後も使えます。草津店の食事指導とPFC管理の中身、パーソナルジム卒業後の続け方も、あわせてご覧ください。

食事の制限を始める前に、相談してほしい方へ
糖尿病の治療中・服薬中の方、妊娠・授乳中の方などは、自己判断で断食や大幅な食事制限を始めず、医師などの医療者に相談してください。食事の変更に合わせて薬の調整が必要になる場合があります。薬を自分で減らしたり、中止したりしないでください。[6][7]

断食後は、体重の増加だけで判断しない

すでに断食をした方は、「食事を戻すと体重も戻るのでは」と不安になることもあると思います。まず知っていただきたいのは、食事を戻した直後の体重増加が、すべて体脂肪の増加とは限らないことです。糖質を大きく減らしていた場合は、食事を戻すと、体内のグリコーゲンとそれに伴う水分も回復します。[8]

私がお伝えしているのは、食事を段階的に戻し、一時的な体重の増加だけに振り回されないことです。食事と活動の記録を見ながら、続けられる食習慣へ戻していきましょう。体重が増えた分をすぐに打ち消そうと、再び断食したり、急に運動を増やしたりする必要はありません。運動も体調に合わせて整えていきます。

長く食べていない場合の「食事の戻し方」は、医療者に相談を
食べる時間帯を限定する方法と、何日もほとんど食べていない状態は分けて考える必要があります。NICEの成人向け栄養管理指針では、5日を超えてほとんど食べていない人などは、栄養を戻す際に慎重な管理が必要とされています。長期間の極端な制限や著しい体重減少がある場合は、自己判断で食事量や運動量を決めず、医師・管理栄養士に相談してください。[9]

ダイエットの疑問に、私がお答えします

Q1.ファスティングは、ダイエットにいいのでしょうか?

草津店でもよくいただくご質問です。ファスティングで体重が減ることはありますが、通常の食事指導と比べて、誰にとっても優れた方法とはいえません。方法を選ぶときは、続けられるかどうかも大切です。[1]

私は、急に食事量を大きく落とす方法は、長期的な継続の難しさやリスクを考え、推奨していません。まずは、普段の食事で調整できるところを一緒に探していきます。

Q2.体脂肪を落としたいときは、何から見直せばいいですか?

私はまず、1日の摂取カロリーを確認します。その次に、食事の回数とたんぱく質の量を調整し、その後に脂質の量を見直します。一度にすべてを変えるのではなく、生活の中で取り組みやすいことから、段階的に進めています。

食事全体の適量や料理の組み合わせを振り返るときは、食事バランスガイドも参考になります。[5]

Q3.すでに断食をした場合は、どうすればいいですか?

私がお伝えしたいのは、食事を段階的に戻し、一時的な体重の増加だけを気にしすぎないことです。食事と活動を整え、続けられる生活に戻していきましょう。

ただし、長くほとんど食べていない場合は、食事を戻す際に医療的な管理が必要になることがあります。断食の期間や体の状態によって対応が変わるため、自己判断で進めず、医師・管理栄養士に相談してください。[9]

Q4.忙しくて自炊ができない、外食が多い場合でも相談できますか?

もちろんです。皆さん、それぞれ生活スタイルが違います。私が目指しているのは、その方の生活の中で、実行できる食事習慣を一緒に見つけることです。

昼食の時間が取れないならコンビニで買えるもの、朝なら時間をかけずに冷蔵庫から出せるものを考えます。外食も、普段行く店や居酒屋のメニューまで含めて、できる限り具体的に提案しています。主食・主菜・副菜などの組み合わせも手がかりにして、選べる方法を増やしていきましょう。[5]

まとめ|減量した後も使える方法を選びましょう

ファスティングで体重が減る人はいます。ただし、方法やサポートの条件によって結果は変わり、「断食なら誰でも効率よく体脂肪が落ちる」とは言えません。

ボディメイクを目指すなら、食事全体の量と栄養、筋トレ、続けられる生活を一緒に考えることが大切です。普段の食事を保ちながら見直す方法も選べます。

私は、摂取カロリーから食事回数・たんぱく質、脂質へと段階的に確認し、その方のライフスタイルに合う食べ方を一緒に考えています。忙しい方や外食が多い方も、まずは今の生活をそのままお聞かせください。減量後にも使える習慣づくりを、草津・南草津でサポートしていきます。

食事も運動も、今の生活から整える。

草津・南草津で、筋肉を大切にしたダイエットを始めたい方へ。食事と運動の悩みを、初回の相談でお聞かせください。

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